移りゆく季の中で
代表取締役 石川信頼
(2024.12_vol14掲載)
ガジェットと呼ばれる便利な小型の電子機器が好きです。
先日、結婚記念日とクリスマスのプレゼントを言い訳に、「Apple Watch」を購入しました。
「のぶよりの腕にApple Watch」が「豚に真珠」と同じ意味にならないよう、購入前からYouTubeで様々なチャンネルを見て使い方を勉強し、実際に届いてからも設定を見直す日々を送っています。
時間を気にし、仕事を進めなければなりませんが、その時間を見るための「物」に時間を使いすぎてしまい、本末転倒な状況が少なからず起こっています。
便利な機能がたくさんありますが、使いこなせなければ高価な買い物になってしまいます。すべての機能を使いこなせるわけではありませんから、自分に本当に必要な機能は何なのかを知り、絞って使うことが大切です。
これまではこんな便利アイテムはなくても問題なく生きてきたのだから、なくてもいいはずです。
そう考えると、人生で本当に必要なものは多くないのではないかと思えてきます。
Apple Watchでは支払いもすぐにできます。しかしそれはスマホでも出来ます。
Apple Watchではラインも見れます。しかしそれは以前につけていた10分の1の価格のスマートウォッチでも出来ました。
家には父が彫った「知足」という言葉の彫刻があります。彫刻を眺め、「Apple Watchは必要ない」と感じていながらも「ほしい」という欲求に勝てなかったという事実があったことに向き合い、自分の未熟さを実感しました。
「足るを知る」精神で感謝の気持ちを持ち、恩送りをしていける人間を目指していこうと改めて決意しました。
ただ、すでに手にしたApple Watch。十分にその価値を引き出せるよう使いこなします!