移りゆく季の中で
代表取締役 石川信頼
(2023.9_vol09掲載)
2023年7月19日、私の祖母である石川知恵子が亡くなりました。96歳でした。
この場を借りておばあさんの話をさせてください。
おばあさんは、祖父である石川庄蔵と一緒になり菓子庵石川を作り上げて支えてきてくれた人でした。そして自由に気に明るく生きた人だと私は思います。
子供時代、私の兄弟も従兄弟も合わせて7人以上、いつも一緒に面倒を見てもらっていたことをよく思い出します。いつも従兄弟と一緒にいたので友達からは普通の兄弟と思われていたくらいです。よくスイミングに連れて行ってもらいました。
おばあさんも40歳超えてから始めたスイミングでシニアの大会に25回以上出るなど、とにかく元気なおばあさんでした。
また、50歳を超えてからスキューバダイビングの免許を取ったり、色んなところへ行って写真を撮ったらパソコンにデータを移してワードに貼り付けてアルバムを作ったりと新しいことにも度々挑戦していて、尊敬できるおばあさんでした。
昔小さい頃に口癖のようによく言われたことが、「生きてるうちに頭使わにゃ」という言葉でした。
その度に扉を頭で開けて「おばあちゃんに言われたから頭使って開けたよ」なんて言っていたことを思い出します。
今、頭を使って考えて考えて、いろんなことに挑戦できているのは昔からおばあさんの姿を見てきたことも要因なのだと思います。
その意味でもやはりおばあさんのDNAは菓子庵石川に根付いているものなのでしょう。
生前、祖母と親交があった皆様も、そうでなくても菓子庵石川をご利用くださっている皆様も誠にありがとうございます。
これからも様々なDNAが混ざり合い、成長し続ける菓子庵石川をどうぞよろしくお願い致します。