移りゆく季の中で
代表取締役 石川信頼
(2022.9_vol05掲載)
山が好きです。見るのも登るのも好きです。
23歳で伊那に帰ってくるまでは特に気にもとめていませんでしたが、2年ほど長野県を離れていた時にやはり気づきました。毎日の身近にある光景には見慣れてしまうんですよね。帰ってきてからは年に4回程度は山に登っています。
よく登山の何が楽しいのか聞かれます。
もちろん、登っている最中の景色、山頂からの景色、山頂で食べるカップラーメンも楽しみの一つですが、私の山の楽しみ方は変わってるのかなー?一番の楽しみは、登山中、下山中にできる学びの時間です。10年程前は登山前日までにポットキャストの番組を ipod nanoに入れて。今はYouTubeの本要約系の番組などをスマホにダウンロードしといて、聞きながら歩きます。いいんですよね。運動しながらのインプットは記憶への定着率が上がります。
そして今の自分や仕事に当てはめたりしていると面白いアイデアなんかが湧いてきます。仕事から離れる時間も大切なのでそのつもりで行くんですが、まあ仕事のこと考えちゃいますよね(笑)
それを楽しんでるので良しとしています。
やりたいけど、出来ていないことは山小屋に泊まってお酒を飲みながら星を眺めることです。
あの仙丈ヶ岳は102年の菓子庵石川の誕生からずっと知ってるんだなあ。なんて思いを深めていくと菓子庵石川は伊那谷の自然、人々に生かされ支えられてきたということに行き着きます。
だからこその伊那谷への世代を超えた恩送りがしたい。
改めて、忘れてしまいがちな身近にあるものに感謝です。