菓子庵石川は1920年、創業者石川律治が菓子を作って卸売りを始めたところからスタートしました。
前夜のうちに型に流しておいた羊羹を朝切って、夜明けを待って富県方面に卸売りをしたと聞きます。当時は現金売買ですので、
得た代金で原料を購入して、また夜菓子を作って翌朝販売に行く。誠実、努力、謙遜な姿勢からお客様の信頼を得ていきました。2代目石川庄蔵の代には商店街の発展と共に栄えました。当時は喫茶や料亭なども現店舗で営んでいました。
1960年代、クッキーもチーズも珍しかった時代に「ちいずくっきい」が誕生します。3代目石川 潔の代には「ちいずくっきい」を
主体に菓子専門店として、販路拡大や洋生菓子の製造などに取り組み、菓子庵石川を守ってきました。100年の間に時代と共に変化をして、本当に多くの生産者、取引先、従業員、お客様に支えられてきました。今の菓子庵石川は地域の皆さんと一緒に作り
上げてきたものです。私、4代目石川信頼の代には、この100年受けてきた恩を「伊那谷を贈る」をテーマに、世代を越えた恩返し、恩送りをしていくと決めました。この地に生まれた幸せ、この地に育つ幸せ、この地に関わる幸せ。そんな郷土愛が、地域の魅力を
高め、発信し、未来を作ると信じています。その郷土愛の種、地域の魅力を地域内外にお菓子を通して伝える。それが菓子庵石川に
できることです。20年、30年、100年後の未来に、「この地に菓子庵石川があって良かった。なくては困る」と言ってもらえる
お店であり続けられるよう精進していきます。これからの菓子庵石川もどうぞよろしくお願い致します。
当店のお菓子にまつわる思い出のエピソード「わたしと菓子庵石川」を下記のフォームか店頭でお渡しする応募用紙にてお寄せください。おもしろエピソード・感動エピソードなど、なんでも大歓迎です。応募フォームからはお写真もお送りいただけます!
読んだ人の心が温まるような良質なエピソードをいただいた方の中から
おかげさまで600件以上の心温まるエピソードを投稿いただきました。
ご応募いただいたエピソードの一部はこちらのページ、各種SNSで少しずつ公開しております。よろしければご覧ください。
今回のエピソード投稿で予想以上のご応募をいただき、また内容からも、どれだけ多くの方に支えられてきたか、どれだけ愛されてきたか、どれだけ期待されているのか、菓子庵石川スタッフ一同しっかりと心に届きました。
これからも愛され続ける会社でいられるよう、皆様の心の幸せを創造できるよう、精進していく所存です。
この度は誠にありがとうございます。これからもご愛顧のほど、よろしくお願い致します。