贈り物エトセトラ
父の日って何を贈ったらいいの?

父の日の豆知識
父の日の始まり
父の日がいつ始まったかご存知ですか?
父の日は、毎年6月の第3日曜日。日本では「母の日」に比べて影が薄いと感じる方もいるかもしれませんが、その起源はアメリカにあります。20世紀初頭、ワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドという女性が、母の日の存在を知り、「なぜ父親に感謝する日がないのだろう?」と感じたことが始まりとされています。
ソノラは、南北戦争に従軍し、男手一つで6人の子供たちを育て上げた自身の父親、ウィリアム・ジャクソン・スマートへの深い感謝の気持ちを抱いていました。父親の献身的な愛情と苦労を知っていた彼女は、母親だけでなく父親にも感謝を伝える特別な日を設けるべきだと考え、地元の牧師協会に提案しました。
最初の父の日は、ソノラの父親の誕生月である1910年6月19日に、ワシントン州スポケーンで祝われたと言われています。この動きは徐々に全米へと広がり、1972年にはリチャード・ニクソン大統領によって、6月の第3日曜日が正式に「父の日」として認められることになりました。
日本では、1950年代に一部で父の日が紹介され始めましたが、広く認知されるようになったのは1980年代以降、百貨店などがプロモーションを強化したことがきっかけと言われています。
父の日の贈り物
父の日の贈り物を選ぶ際、何を贈ればお父さんが喜んでくれるか、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。大切なのは、お父さんの趣味やライフスタイルに合わせたものを選ぶことです。
たとえば、お酒やグルメは定番でありながら、年代を問わず喜ばれる贈り物です。日頃の疲れを癒してくれるビールや、ちょっと贅沢な日本酒、ワインなど、お父さんの好みを知っていれば最高のセレクトになります。珍しいおつまみや、普段はなかなか食べられない高級食材なども、食卓を華やかにしてくれるでしょう。
ビジネスシーンで活躍するお父さんには、ファッション小物がおすすめです。ネクタイやシャツ、あるいは上質な革の財布、名刺入れなどは、日々の仕事に彩りを加えてくれます。また、シンプルながらも洗練されたデザインの腕時計も、大人の男性にふさわしい贈り物となるでしょう。
趣味を持つお父さんには、その趣味に関連するアイテムを贈るのが一番です。ゴルフ好きなら新しいゴルフ用品、釣り好きなら便利な釣り具、読書が趣味なら最近話題の本や電子書籍リーダーなど、お父さんの「好き」を応援する贈り物は、何よりも嬉しいはずです。
さらに、健康を気遣うお父さんには、リラックスグッズや家電も良い選択です。自宅で手軽に使えるマッサージ器や、高機能なシェーバー、コーヒーメーカーなど、日々の生活をより豊かに、そして快適にしてくれるアイテムは、きっと感謝の気持ちが伝わるはずです。
何よりも大切なのは、「お父さん、いつもありがとう」という感謝の気持ちを込めて贈ること。メッセージカードを添えたり、一緒に過ごす時間を作ったりするのも、素敵なプレゼントになりますよ。
父の日に贈る白いバラ
父の日を提案したソノラ・スマート・ドッドは、父親の好きだったバラを選び、父親のお墓に白いバラを供えたことが、父の日の象徴としてバラが贈られるようになった由来とされています。
このエピソードから、アメリカでは「健在の父親には赤いバラを、亡くなった父親には白いバラを贈る」という習慣が生まれました。これは、母の日に健在の母親には赤いカーネーションを、亡くなった母親には白いカーネーションを贈るのと似た習慣です。
日本と白いバラ
ただし、日本では父の日には黄色いバラが贈られることが多いです。これは、「日本ファーザーズ・デイ委員会」が提唱する「イエローリボンキャンペーン」の影響が大きいと言われています。黄色は「身を守る色」や「魔除けの色」として、古くからイギリスなどで使われてきた色でもあります。
しかし、白いバラも父の日に贈られることがあります。白いバラの花言葉には「心からの尊敬」「約束を守る」「純粋」などがあり、父親への深い感謝と尊敬の気持ちを伝えるのに適しています。
亡くなったお父様へ贈る場合は、白いバラが選ばれることが多いですが、存命のお父様に贈る際も、他の色の花と組み合わせるなどして、白いバラが持つ「心からの尊敬」という花言葉を込めて贈るのも素敵ですね。
菓子庵石川と父の日
菓子庵石川では高級VSOPを使用したブランデーケーキや赤ワインに合わせると最高なおつまみクッキーなど父の日限定の商品が期間限定で発売されます。商品は年によって変えておりますのでお楽しみに。